東京Vは前節、FC東京との“東京ダービー”で0-1と敗戦。これで4試合未勝利となり、16位まで順位を落とした。現在、降格圏の18位・湘南とは勝点7差。残留争いから早く抜け出すためにも、今節こそは勝点3を手にしたい。
チームの課題は明確だ。勝ちなしが続いている直近4試合では1ゴールも挙げることができておらず、シーズン後半戦の10試合ではわずか3ゴールと得点力の向上は急務だ。ただ、無得点で終わったここ4戦もチャンスが作れていないわけではない。チームも攻撃においては、より再現性を持ったトレーニングを実行している。全体として攻撃の回数を増やすことに注力する中で、森田 晃樹はFC東京戦後に「良い形でクロスを上げられたシーンで、相手に当ててしまったりもしていた」と反省を口に。岡山とはミラーゲームが予想できるため、両サイドで幅を取りながら好機を作っていきたい。
そこで期待したいのが、FC東京戦は累積警告による出場停止で欠場した松橋 優安。“東京ダービー”をスタンドで観戦し、「もう少しサイドの優位性を使えたのかなと思います」と話す。前々節・横浜FC戦では73分での途中交代となったドリブラーは、中断期間において「90分やれる体作りとゴール前のクロスは個人でも練習していました」と明かしており、コンディションの向上を図りながら今節も走り切るつもりだ。
対する岡山は第25節・G大阪戦から3連勝を飾るものの、前々節で京都に0-5と完敗を喫すると、前節は名古屋に0-1と惜敗。こちらも2試合ノーゴールであり、得点力の向上は必須だ。
注目したいのは、最前線での出場が予想されるルカオ。第26節・柏戦では圧巻のフィジカルコンタクトでカウンターを完結させるゴールを決めている。今節は谷口 栄斗ら高い強度を誇る東京Vの守備陣を圧倒できるかが見どころとなる。また、ホームでの前回対戦では無得点に封じられて0-1と敗れているため、今回は先手をとって勝点3へとつなげていきたい。
今節は東京Vの平川 怜が累積警告によって出場停止。岡山も佐藤 龍之介が累積警告によって出場停止となるが、U-20日本代表に選出されているため、もともと出場できない予定だった。
中盤で攻守の核となる平川 怜の代わりには、前節で松橋 優安の代役として右ウイングバックに入った稲見 哲行や、シャドーでの出場が続く齋藤 功佑の起用が考えられる。城福 浩監督が言う“へそ”のポジションを誰が担い、どのように使っていくのかは注目ポイントの1つだ。
サイドで核となる佐藤 龍之介が不在の岡山は、加藤 聖が左ウイングバックの代役候補か。前回対戦で先発したレフティーが、松橋 優安とどのような攻防を繰り広げていくかも見どころとなる。
ゴールに飢えた両チームに歓喜をもたらす存在は誰になるのか。味の素スタジアムでの開催となるゲームは、18時にキックオフされる。
[ 文:藤井 圭 ]
