前節、アウェイでC大阪との激闘を演じた柏は、中2日というハードな日程で三協フロンテア柏スタジアムへと帰還する。選手たちの疲労は隠せない上に離脱者も抱える中、総力戦で今節に臨む。現在2試合続けて引き分けで、首位・鹿島との勝点差は『3』。これ以上離されることなく追い越していくためにも、優勝を争うライバル・広島との勝点差を『7』に広げるためにも、そして上位陣から勝利を挙げられていない現状を打破するためにも、勝点3をつかめるか。
対する広島は、16日にAFCチャンピオンズリーグエリートの初戦に臨み、アウェイでメルボルン・シティ(オーストラリア)を相手に2-0で勝利した。第30節は8月20日に消化済みであり、中6日での大一番となる。日程面でのアドバンテージはあれど、オーストラリアから帰還して柏に乗り込むまで、準備の時間は決して多くはない。こちらも総力戦で臨む必要があるだろう。
その中で、東アジアE-1選手権で共闘した両チームのストライカーに注目だ。柏は前節スタメン出場した細谷 真大が終盤戦でどれだけゴール数を伸ばせるかが優勝のカギを握るはず。ここまで先発出場はわずか10試合だが、チームトップタイの7得点を奪っている。前節も前半45分間の出場のみながら1得点を決めており、その実力を証明。ノルマともみている2ケタ得点まではあと3つ。今季初ゴールを奪った広島を相手に再び得点を挙げ、勝利を手繰り寄せられるか。
広島で期待したいのは、ジャーメイン 良。リーグ戦29試合に先発するも4ゴールと、ここからさらに結果を残していきたいストライカーは、メルボルン・シティ戦は出場停止により欠場。コンディションは良好であり、フル稼働して勝利に貢献したいところだ。
柏は前節から、9日間でC大阪、広島、川崎Fと対戦する。優勝争いをリードするためには、ここでいかに勝点を稼いでいけるかが重要だ。リカルド ロドリゲス監督も、C大阪戦前の会見でこの3連戦について次のように話している。
「残り9試合の中の3試合が、1週間の中で3連戦という形で行われます。そういう意味でも、この3試合はとても重要で、残りの27ポイントあるうちの9ポイントという3分の1が懸かっている1週間です。それを考慮しつつも、まずはセレッソ戦に臨み、その試合が終わったあとに次の広島戦に向けての選手の起用法を考えたいと思います。
そして、選手たちにも常々伝えていますけれども、やはり11人で戦うものではなく、全選手が必要ですし、このシーズン終盤にチームの勝利に貢献したいという選手がより多くいたほうがチームとしては強いですし、より多くの選手がプレーする準備ができているほうが強いです。11人だけではなく、全選手とともにこの連戦を乗り越えていければと思っています」 優勝戦線に生き残るために、チーム全員で『3』を取りにいく。
[ 文:藤井 圭 ]
