開幕3戦で2勝1分とスタートダッシュに成功した柏。しかし、その後は思うように白星を重ねられず、直近4試合は1分3敗と未勝利が続いている。前節・G大阪戦ではボールを握る時間をある程度確保し、後半に入ってからは押し込む場面が顕著に。0-2で迎えた79分にジエゴの得点で1点差に迫ったが、その後はゴールを奪えずに敗戦を喫した。
JリーグYBCルヴァンカップや天皇杯、さらにリーグ戦の延期分が平日に実施されたこともあり、4月24日から15試合を消化した柏。ただ、今節は前節から中5日のインターバルが生まれたこともあり、古賀 太陽は「自分たちが何をしないといけないのか、共通理解を深める時間を過ごせている」と話す。練習では相手陣に進入してからの深い位置の取り方、誰がどこを埋めるのかという守備の整理を重視してきたようで、その努力を結果に結びつけたい。
今節に向け、山田 雄士が警戒していたのが「(広島の)どこからでもゴールを狙ってくる姿勢」。安易なミスが生じれば素早くカウンターを仕掛けられ、シュートを立て続けに放たれてしまうだろう。だからこそ、重要になるのが「チーム全体がもっとアラートになって、細かいことを徹底」(山田)すること。勝ちなしの期間では先制点を献上しているだけに、立ち上がりから集中して主導権を握りたい。
一方の広島は、開幕3戦で2勝1分とこちらもスタートダッシュに成功し、第11節・新潟戦まで無敗を続けた。現在、首位・町田との勝点差は『9』あり、ここから巻き返しを図りたい。
6月19日にはアウェイで横浜FMと対戦。1-1で迎えた52分、満田 誠に2枚目のイエローカードが提示されて数的不利となったが、77分に大橋 祐紀が追加点を挙げる。しかし、終盤に2失点を喫して逆転負けとなった。5戦ぶりの敗戦となったが、ミヒャエル スキッベ監督は「自分たちは長い時間帯、ゴールからボールを遠ざけることができ、10人になってからも耐え忍んでいた」と評価。大橋も「失点してから相手の勢いが増したが、厳しい判定もあった中、戦えるところを示すことができた。次の試合こそ勝点3を取れるように頑張りたい」と前を向いた。
前述のとおり、退場処分が下された満田は今節、出場停止。ただ、累積警告により横浜FM戦に出場できなかった元日本代表DF・佐々木 翔は起用可能だ。また、攻撃陣は好調を維持している。直近の試合で先発が続いているピエロス ソティリウ、大橋、加藤 陸次樹に加え、途中から流れを変えられるドウグラス ヴィエイラやエゼキエウ、マルコス ジュニオールといった選手たちも心強い。4戦連続の複数得点達成に期待がかかる。
このカードの直近5試合を振り返ると、広島が3勝1分1敗と勝ち越している。今節で勝利を挙げるのは柏か、それとも広島か。再浮上のきっかけを作りたいチーム同士の一戦は6月22日(土)、19時キックオフだ。
[ 文:藤井 匠 ]
