今節は3連覇を射程圏内に捉え2位につける神戸を迎え撃つことになるが、神戸は水曜日にAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)リーグステージ第2節でメルボルン・シティ(オーストラリア)と対戦しており連戦。日程的には浦和が有利ではある。
ただ、マチェイ スコルジャ監督が「リーグの主力選手は後半に少し出場しただけで、今節のスタメン候補となる選手はあまり起用していなかった。ACLEで勝利を収めることと主力を温存することの両方を達成できたと思う」と語ったように、酒井 高徳、宮代 大聖などは後半途中からの出場に。大迫 勇也、武藤 嘉紀などはメンバーからも外れて完全休養となった。
神戸は濱﨑 健斗や山内 翔ら若手を起用し、苦戦しつつも90+4分に汰木 康也が決勝点を挙げて勝利。吉田 孝行監督は「内容的には満足できるものではなかった」と述べつつ、「先のスケジュールも見据えると、メンバーを替えないといけないというのは何度か出てくると思う。チームみんなで勝ち取った勝点3だと思う」と選手たちを評価した。
また今節は、浦和のダニーロ ボザ、神戸のマテウス トゥーレルと、両外国籍CBがそろって出場停止。ディフェンスラインの修正を強いられる。マテウス トゥーレルはJリーグYBCルヴァンカップから持ち越された出場停止処分が明けた前節・清水戦で4回目の警告を受け、再び離脱することに。第29節・柏戦、前々節・東京V戦に続いて本多 勇喜が起用されると思われる。
一方の浦和も、今季32試合中31試合を戦ってきたマリウス ホイブラーテンとダニーロ ボザのコンビが一時解体に。こちらは大卒ルーキー・根本 健太の出場が濃厚だ。マチェイ スコルジャ監督は「CBに適した能力がある選手だと思うし、彼の最も大きな武器はビルドアップ。そしてディフェンスラインをまとめるマネジメントのできる、良い性格の持ち主でもある」と根本 健太を評価している。
マリウス ホイブラーテンとの左利きコンビとなるが、川崎Fとのルヴァンカッププライムラウンド準々決勝第1戦で実践済み。勝利こそ逃したものの、安定したボール保持と即時奪回による再攻撃により、今季最も相手を押し込んだ試合でもあった。根本 健太は存分にボールスキルを発揮し、普段と逆の右CBに配されたマリウス ホイブラーテンにしても、ボディーアングルがスムーズになる意外な副次効果があった。神戸のハイプレッシャーに対しても同様にプレーできれば、貴重なオプション以上の意味を持つだろう。
そして神戸対策といえばやはり、大迫 勇也対策でもある。大迫 勇也へのロングボールを封じ、いかにポストプレーをさせないか。「そこは自分の特長としているヘディングを出せると思うし、はね返せるかはね返せないかでだいぶ展開が変わってくると思う。そういう細かいところの対人でまずは負けないようにしたい」と根本 健太も意気込む。勝敗はもとより、チャレンジャー精神の男・根本 健太が神戸相手に名を上げられるかも大いに注目される。
[ 文:沖永 雄一郎 ]
