前回対戦は5月18日、JFE晴れの国スタジアムで行われた明治安田J1第17節。樹森 大介前監督体制だった新潟は1-2で敗れており、今節はホームでのリベンジマッチとなる。
新潟は13試合未勝利が続いており、入江 徹監督体制でも2分10敗と、勝利から遠ざかっている。リーグ戦は残り6試合で、前節終了時点でJ1残留圏との勝点差は『10』に開いた。生き残るためには、ここから4勝することが必要な条件になるだろう。今季ここまで4勝9分19敗という数字を見れば、さらなる奮起が必要なことは明らか。それでも、可能性が消えたわけではない。前節・G大阪戦で、自身11試合ぶりのゴールを奪った奥村 仁は「可能性がある限りあきらめずに、練習からやる」と、今節に向けて準備を進める。
プラス要素は、前節で5試合ぶりの得点が生まれ、12試合ぶりに複数得点を挙げたこと。さらに一時は2-1とリードしていた。だがその後、相手FKとスローインから、立て続けに失点を喫して逆転を許すと、結果的に2-4と、今季ワーストタイの4失点で敗れたことも事実だ。特にスローインからの失点は、今季何度も続いている悪癖。試合前にもチームでも共有し、「高い位置、中盤、自陣での守備の仕方を再確認した」(入江 徹監督)はずだったが、一瞬のスキを突かれた形だ。GK田代 琉我のファインセーブで何度もピンチを止めた場面はあったが、セットプレーに端を発する不用意な失点をなくせるかどうかも勝利のカギを握る。
岡山は今季積み上げた28得点のうち、10得点がセットプレー関連。新潟は、前回対戦時でFKとPKからゴールを奪われている。早川 史哉は岡山戦について「セットプレーに関しては難しい相手になるかもしれない。ただ、相手の攻撃陣の良さを消す守備の対応や、自分たちの攻撃時にボール保持ができれば、おのずとこちらが優位になると思う。そこはチーム全体で意識していかないといけない。彼らのカウンターは縦に速いし、前線には強い外国籍選手もいるので、攻撃から守備への切り替えに関しては、よりアラートに危機管理したい」と想定する。セットプレーを与えるほど押し込まれる前に、自分たちで主導権を握りたい。
J1昇格1年目の岡山は、降格圏とは勝点9差。ここで勝って、まずは残留を決定的にしていきたい状況だ。
しかし、ここ5試合は1分4敗と勝ちなしが続いている。前々節・横浜FC戦は0-0と無失点に抑え、前節・町田戦も終盤まで耐えていたものの、90+5分にCKから失点を喫し、0-1で敗れている。いずれもハッキリとしたサッカーをしてくる相手だったため、今節・新潟戦ではまた違った展開となるだろう。
プレスをかいくぐって前進し、ボールを動かしながらスペースを使って攻めたい新潟と、元新潟の田上 大地を中心にブロックを築いてカウンターを狙う岡山。駆け引きも見どころだ。
当日は、試合以外で両チームサポーターが楽しめるイベントにも注目したい。かつて新潟と岡山の両チームでプレーした増田 繁人さん、宮崎 幾笑さんと、瀬口 拓弥さん(現・岡山普及部コーチ)のトークイベント『アフターバー』が、16時からデンカSとシャトルバス乗り場をつなぐエリアで行われる。増田 繁人さんは、試合前の12時30分からも、カナールステージ『ミヨッテ』のトークゲストとして登場する。
[ 文:野本 桂子 ]

