このカードの前回対戦は明治安田J2第10節。新潟が12分に谷口 海斗のゴールで先制したものの、29分にミッチェル デュークのゴールで追いつかれ、1-1の引き分けに終わった。
新潟はここまで16勝6分5敗。勝点で並ぶ横浜FCを得失点差で上回り、首位を堅持している。本間 至恩がベルギー1部のクラブ・ブルージュに移籍してからのここ2試合は、本間の定位置だった[4-2-3-1]の左サイドハーフに伊藤 涼太郎が起用された。ドリブルで仕掛けることも、サイドでキープして起点にもなれる伊藤は、トップ下の高木 善朗と流動的にポジションを入れ替えながら、周囲との連係プレーでチャンスを生み出している。
そうした中で鈴木 孝司が2試合連続2得点。「2人とも前を見てくれるので、動き出せばパスが出てくる」と鈴木。ボランチも関わりながら多彩な点が生まれている。また前節・金沢戦では途中出場の小見 洋太が鈴木の2点目をアシストするなど、誰が出ても勝てるチーム作りができていることをあらためて証明した。
対する岡山は10勝11分5敗。ここ3試合は負けなしだ。新潟の島田 譲は古巣の岡山について「前半戦に戦った中でも強く、難しいと感じたチームの1つ。外国籍選手を含めてハードワークして、ラインの高さに関係なくみんなで守備ができる。前線の高い選手を生かしたポストワークからのカウンターや、個人技もある。セットプレーを含めて怖さがある」と警戒。「前から守備に来られても、後ろで守られても、自分たちは質で上回りたい。難しい時間も一体感を持った守備で戦えれば」と意気込む。
岡山の柳 育崇、宮崎 幾笑、濱田 水輝にとっては古巣対決となる。また広島から期限付き移籍で加入した永井 龍と仙波 大志が初出場となるかも気になるポイントだ。
3試合ぶりのホーム戦で攻撃のバリエーションを増やし、勝ち切りたい新潟。2019年から一度も負けていない新潟を倒し、浮上を目指したい岡山。どちらも一体感のあるチーム戦術が魅力の上位対決に注目だ。
[ 文:野本 桂子 ]

