新潟は前節、アウェイで甲府と対戦し、2-2で引き分けた。5バックで守る甲府の2ライン間に2列目の谷口 海斗や本間 至恩が入り込み、高木 善朗はサイドに流れて起点を作ると、ボランチの高 宇洋も攻撃に加わり人数をかけてチャンスを生み出した。その中で、谷口は2戦連続で逆転ゴールを決めるなど得点力を発揮し、今季は6得点を積み上げている。自分を生かしてくれる仲間への感謝を忘れず、ゴールに押し込む真面目なストライカーの3試合連続得点に期待がかかる。
対する岡山は前節、ホームで東京Vと対戦し、0-1で敗れた。相手の攻撃にも冷静な守備対応が光り、奪ってからの攻撃でも相手を上回る数のチャンスを作った。特に後半立ち上がりに多くのチャンスを作り出したが決め切れず、終了間際の1失点に泣いた。ただ、東京Vのビルドアップに対して前線からの連動した守備でボールを奪い、背後を取られた場面でも素早く挟み込んで奪い返すなど、試合を通して集中した守備は保たれていた。今節も新潟のビルドアップに対して、強みを発揮すると考えられる。新潟の攻撃と岡山の守備の駆け引きは、見どころになるだろう。
また、新潟の本間 至恩と岡山の宮崎 幾笑という、10番のアタッカー対決もポイント。どちらも新潟U-18出身で、宮崎 幾笑は本間の3世代上。宮崎 幾笑がデンカビッグスワンスタジアムでプレーするのは、2016年9月22日の天皇杯3回戦・山口戦以来。かつてのホームへの初凱旋となる。いつもどおり、新潟の左サイドハーフに本間、岡山の右サイドハーフに宮崎が立つことになれば、サポーターにとっても注目のサイドになりそうだ。
新潟は天皇杯2回戦から中3日で迎える一戦だが、そこで活躍した小島 亨介や矢村 健らの台頭も気になるところだ。岡山は16日に天皇杯2回戦・東京V戦を控える中で、まずは今節に勝利してリベンジに臨みたい。
[ 文:野本 桂子 ]

