首位・鹿島を勝点5差で追う神戸は、3連覇への望みをつなぐためにも勝利が必要な立ち位置だが、9位・G大阪もかつての“常勝軍団”として連覇中の王者に一泡吹かせたい一戦だ。
AFCチャンピオンズリーグ2(ACL2)グループF第4節・ナムディン(ベトナム)戦で勝利を飾り、グループステージ突破を決めたあと、ダニエル ポヤトス監督は「Jリーグでも残り3試合があり、そちらも非常に重要。われわれはすべての試合でベストを尽くしているし、すべての試合で勝ちにいきたい」と力を込めた。
アウェイのナムディン戦から中3日で迎える神戸戦。「ホームだし、絶対神戸には勝ちたい」と古巣との初顔合わせに燃えていた初瀬 亮はナムディン戦の前半に負傷交代。今節の出場は不透明だ。その一方で、ナムディン戦はメンバー外となった黒川 圭介はコンディション十分な状態でスタンバイ済みだ。その黒川 圭介は「一試合一試合しっかりとパフォーマンスを出すことにフォーカスしている」と話す。
湿度が高いベトナムの地で消耗戦を強いられた直後の一戦ではあるが、ACL2の開幕後、連戦の試合でチームが一体感と好ゲームを見せているのは好材料。過密日程でこそ攻守に輝く山下 諒也は、ACL2第3節・ナムディン戦後の前節・名古屋戦で今季7得点目を決め、目標の2ケタゴールを視界に入れている。
神戸の大エース・大迫 勇也に対してはここ4シーズン、アウェイではすべて得点を奪われているものの、ホームではゴールを許していない。今回も抑え込むべく、中谷 進之介が熱いバトルを繰り広げそうだ。
また、これまでもジェアン パトリッキと熱いマッチアップを繰り広げてきた半田 陸のパフォーマンスも、勝敗のカギを握るポイントになりそうだ。
一方の神戸はAFCチャンピオンズリーグエリートリーグステージ第4節で蔚山(韓国)に1-0で勝ち切り、首位に浮上。公式戦で5試合ぶりに手にした勝利の勢いとともにアウェイの地に乗り込んでくる。
主力勢をスタメン起用して蔚山を倒した吉田 孝行監督は試合後、「リーグ戦(G大阪戦)は中3日ではあるが、しっかりとリカバリーする時間がある」とコメント。リーグ戦は3戦未勝利と足踏みが続く中、逆転優勝の可能性をつなげるべく、背水の陣で今節に臨むだろう。
「3日もあればコンディション的には良い準備ができると思う。(逆転優勝を)全然あきらめていない」と話すのは永戸 勝也。G大阪のスピードスター・山下 諒也と激しい局地戦を見せてくれるだろう。
試合当日は雨混じりの天気が予想されている。また、万博記念公園とその周辺では大規模なイベントも予定されており、交通の混雑は必至。両チームのサポーターには余裕を持った行程をおすすめする。
[ 文:下薗 昌記 ]
