戦力面を見ると、活躍の場をドイツへ移した安藤 智哉に続き、2月3日には松岡 大起が海外クラブへの移籍を前提とした手続きおよび準備のためチームを離脱。昨季の主軸だった2人の穴埋めが明治安田J1百年構想リーグでの重要な要素の1つになる。安藤 智哉の代役候補はFC東京から加入した岡 哲平と、昨季北九州で活躍した辻岡 佑真。松岡 大起の代わりは湘南から加入した奥野 耕平、神奈川大在学中で今季のJFA・Jリーグ特別指定選手に認定された前田 快らが挙げられる。3バックの左とボランチの一角に誰が入るのかは今節の注目点になる。
木山 隆之監督が5年目の指揮を執る岡山も、福岡と同様に昨季の主軸が抜けた穴埋めが戦力面の注目ポイント。川崎Fに移籍したスベンド ブローダーセンと、期限付き移籍元のFC東京に戻った佐藤 龍之介の昨季の働きが非常に大きかったぶん、その代役の働きは今季の成績に大きく関わってくるだろう。コリング(デンマーク)から加入したレナート モーザー、横浜FCから加入した山根 永遠らを軸とした2つのポジション争いがどうなるか。
両チームともに昨季のベースとなった[3-4-2-1]の選手配置が予想される。福岡で4季目の主将を務める奈良 竜樹の「システム上、選手がマッチするので局面で負けないことがまずは大事」との言葉どおり、個の勝負は主導権争いの重要なカギになりそうだ。そして、マッチアップが明確になるぶん、「攻撃では、マッチアップするところからいかにズレを作り出すかが大事になる」と奈良 竜樹は続けている。
岡山戦に向けたさらに細かいポイントについて、塚原 真也暫定監督は次のように話している。「岡山は全員がハードワークしながら、その中の数名はほかの選手にはない違いを出せるので、彼らへの警戒は必要。例えばルカオ選手がそう」、「チームとして受けて立つのではなく、相手の背後をどんどん突くなど、アグレッシブに戦えるかどうか。また、ミーティングの最後に必ず選手に話す『“走る・戦う”を90分の最後まで出すこと』も重要。また岡山のルカオ選手を生かすクロス攻撃も特徴なので、クロスを上げさせない守備も大事」。
昨季のJ1での同カードの対戦成績は福岡から見て1勝1分。しかし、2試合それぞれでゴールを挙げ、勝点4の獲得に貢献した安藤 智哉はもういない。対して、一度目の対戦時に後半アディショナルタイムのゴールで引き分けに持ち込んだ岡山のルカオは健在。さて、注目が集まる開幕戦の結果はいかに。
[ 文:島田 徹 ]


