前節について、福岡の塚原 真也監督は「開幕戦、しかもホームで勝点2を取れたことは良かった」と結果に対して前向き。また、前半で岡山にボールを握られる展開になった内容については、名古 新太郎が「前半の僕らは背後を狙いながら相手を押し込んで前向きにプレーすること、高い位置からサッカーを始めるとの意図でプレーした。1失点は喫したが、狙いはしっかり表現できた。後半は相手の立ち位置や状況を見ながらボールをうまく運んで押し込めたので、決してネガティブな試合ではなかったと考えている」と話しており、今節は前向きなメンタルで臨めそうだ。ただ、岡山戦において、「守備ではもっと相手ボールを奪う回数を増やしたかった。攻撃は相手陣内に入ってからの崩し方と(得点を)取り切るところが物足りなかった」(塚原 真也監督)との課題も挙がっており、その修正は図りたいところ。
“大阪ダービー”での勝利を逃したC大阪だが、こちらも収穫はあった。41分に新加入の田中 隼人が退場処分となり、10人での戦いを強いられながら90分を無失点で終えた。昨季は川崎Fと並んでリーグで3番目に多い57失点を喫し、失点減が今季の課題であることを考えれば十分な成果と言える。アーサー パパス監督も「50分以上10人で過ごさないといけない中で、無失点、チャンスも作っていたことを考えるとこれ以上誇りに思うことはないし、素晴らしい一体感を感じた」とチームのまとまりの良さを高く評価しており、今節での積極的なトライにも期待してよさそうだ。
福岡の塚原 真也監督は今節のポイントについてこう話す。「C大阪は1人で相手の警戒をぶち壊せる個の強さがある選手が多く、そこに怖さがあるチーム」、「守備はもちろん意識して入る。キャンプでもこのC大阪戦をイメージした守備にトライするなど、良い準備はしているつもり」。昨季のC大阪戦はアウェイでは0-2、ホームでは2-4といずれも複数失点を喫しての敗戦。一昨季に続いて“シーズンダブル”を食らっているため、失点を抑えることが勝点3獲得の前提条件だと捉えている。昨季のホームゲームで3得点に絡んだチアゴ アンドラーデのスピードと、新加入・櫻川 ソロモンのパワーをいかに抑えるか。そのための選手起用と配置が大きな見どころの1つとなる。
一方のC大阪は前節、数的不利な状況になったことの影響は大きいが、シュート4本に終わったことに表れる攻撃面での課題改善はポイントになるだろう。新しく入った櫻川 ソロモンの生かし方の共有やコンビネーションは不十分であり、加えて昨季リーグトップの15アシストを記録したルーカス フェルナンデスの負傷欠場も大きく影響した印象だった。そのあたりをチームとしてどう改善してくるかに注目したい。
[ 文:島田 徹 ]


