横浜FMは前節、昨季王者の鹿島とアウェイで対戦。前半は前線2枚が制限をかけながら中盤以降がマンツーマンでハメつつ球際でも上回る。ただ前半で消耗したため、ブロック守備を取り入れた後半は鹿島にペースを握られて押し込まれると、76分に失点。その後、途中出場のディーン デイビッドが二度決定機を迎えるも仕留められず、0-1で敗れた。
ただ、鹿島戦の内容について大島 秀夫監督は「正直、僕たちはゴール前でのチャンスを作れましたし、その意味では前回対戦(昨年12月のJ1第38節)と比べて戦えていた印象はある」と手ごたえを語った一方、「(開幕)2連敗なので、そこはしっかり受け止めないといけない」と反省も忘れていない。
特に町田との開幕戦の後半、鹿島戦の前半は、内容は良かっただけに、その手ごたえを確信に変える作業に必要なのは勝利となる。今季、副主将に就いた角田 涼太朗は言う。
「(鹿島戦は)前半から気持ちの部分で上回って、同等かそれ以上で戦うことができた。守備は良くなってきているので、チームとしても機能していた。でもやっぱりどんな形でも勝つことに意味があると思っている。チームの雰囲気は悪くはないし、ここから。気持ちを落とすことなく、結果を出していきたい」 今節は内容以上に勝利にこだわった戦いをしなければならない。そのためには鹿島戦で課題として出た体力の分配や90分間を通してのゲームマネジメントがポイントになるだろう。
対する浦和は前節、FC東京とアウェイで対戦。78分、渡邊 凌磨の一撃で均衡を破ったが、後半アディショナルタイムに同点に追いつかれた。浦和にとって今季初めてとなったPK戦では中島 翔哉の失敗が響き、勝点1の積み上げにとどまった。FC東京戦はPK負けとはなったものの、千葉に競り勝った開幕戦に続き、2戦連続で勝点を獲得。マチェイ スコルジャ監督はこう自信を深める。
「選手のプレー姿勢やハードワークを見ると、今後につながる明るい材料もあり、勝点1以上の価値がある内容だった。選手たちはチームスピリット、チームワーク、そして高い強度を示してくれた。改善点は立ち上がり。ロッカールームでは高い強度でアグレッシブにプレーするDNAを作ろうと話している。その観点では、一定の手ごたえも感じられる試合だった」 近年の浦和は試合ごとに好不調の振れ幅が大きく、なかなか安定感を出せないのが課題の1つ。特別大会とはいえ、滑り出しは悪くないだけに鬼門の地でどのような戦いを見せることができるか。2026バージョンの浦和の真価が問われるゲームとなりそうだ。
[ 文:大林 洋平 ]

