C大阪は前節、アウェイで長崎に0-1で敗戦。立ち上がりこそ良い入りを見せたが、次第に自陣でのパスミスが増えて長崎に主導権を渡すと、立て続けに決定機を作られる。守護神・中村 航輔の好セーブでなんとかしのいでいたが、38分、マテウス ジェズスの強烈なミドルシュートを止め切れずに失点。後半はボールを握って相手陣で試合を進めたが、ゴールを奪うことはできず、連敗となってしまった。直近2試合は前半のビルドアップに課題を残しているだけに、立ち上がりのプレス回避は今節に向けた改善点だ。攻勢に出た時間帯で決め切る決定力も求められる。
選手に目を向けると、新加入の櫻川 ソロモンはここまで2得点。背番号9にふさわしい働きを見せているが、フィニッシャーとしての役割だけではなく、自らをターゲットに2列目、3列目と関わる分厚い攻撃の起点にもなりたい。2列目では、第2節・福岡戦から3試合連続で先発を果たしている柴山 昌也、阪田 澪哉に加え、期待したい選手が横山 夢樹。前々節・広島戦、前節と1点を追いかける後半途中から出場すると、持ち味であるドリブルで何度も突破し、反撃ムードを高めた。もっとも、自身は「ドリブルからシュートにつなげていかないといけない。いまはまだバリエーションが少ない。次の段階という意味で、ゴールやアシストにどうつなげるかが課題」と反省の言葉も残しており、今節は結果も狙っていく。
対する清水は今季から吉田 孝行新監督が就任。前々節・神戸戦で今季初勝利を挙げると、前節はアウェイでG大阪と戦い、前半に2点を先行されるも、83分と86分の連続ゴールで追いつく粘りを見せた。PK戦の末に敗れはしたが、「選手たちのあきらめない姿勢は非常に評価できる」と吉田 孝行監督。同時に、前半も内容としては押し込む時間が長かっただけに、「前半にしっかりと得点を取って、失点をなくしていれば勝点3を取れたと思う。本当に強いチームになるにはこういう試合で勝点3を取らないといけない。前半から畳みかけていかないといけない」と高みを目指した要求も行った。
大阪でのアウェイゲームが続く今節は、引き続きアグレッシブな良い入りを目指すとともに、先にスコアを動かしたい。前節は、前線でロングボールを収めて2列目を生かすオ セフンが欠場したが、サイド攻撃を軸にチャンスを作った。中でも左ウイングで先発し、1得点1アシストを記録したカピシャーバにとって今節は古巣戦。前節の終了間際に担架に乗せられて交代しており、状態が気がかりではあるが、出場すればかつての“庭”でどのようなプレーを見せるかに注目だ。
失点を減らすことも今季のテーマにしているC大阪としては、開幕4試合で3失点という成績はポジティブな要素。その上で、今節は本来の持ち味である攻撃力も発揮したい。昨季は清水相手に“ダブル”を達成した。今季最初の対戦ではどのような結果が待ち受けているだろうか。
[ 文:小田 尚史 ]


