甲府は前節、0-3で町田に完敗。新型コロナウイルス感染症のワクチン接種の2回目による副反応の影響もあったが、ワクチン接種を言い訳にはできない。ここで負ければ京都との勝点差が残り試合数を超える可能性があるため、なんとしてでも勝ちたい。
京都のような「強いなぁ」という勝ち方ができた試合はそう多くないが、力がないわけではない。伊藤 彰監督はミーティングで「前期の京都戦と前節の映像を見せて比べた。アグレッシブさが全然違う。町田戦はもっとできたんじゃないか」と問いかけた。ナーバスになり過ぎている感じもあった甲府の選手が、「やるしかない」とポジティブに割り切って挑めるかが重要だ。
一方の京都は1試合消化試合が少ないものの、再開後は全勝。エースのピーター ウタカが3戦連発中ということに加えて、新加入のイスマイラはすでに2ゴールを挙げている。少ない補強でも大きな効果を得ている印象だ。
甲府としては、前からのプレスが速くて強い京都に対してどうはがし、サイドの攻防で勝利できるか。ここ数試合足りないドリブルや球際の強さを発揮して、京都の堅い守備をこじ開けたい。町田戦では集中力やアラートさに欠けた失点が見られたが、ピーター ウタカを軸に速くて賢い京都の攻撃を、コンパクトにしたライン間が連係してプレッシャーを掛けてつぶすことができるか。
先発陣が大きく替わることはなさそうだが、雰囲気を変えようとしている甲府が、好調の京都に挑んでJ1昇格争いに波乱を起こすことができるのか注目したい。
[ 文:マツオ ジュン ]
