夏の移籍期間で新潟は髙澤 優也、北九州は椿 直起と福森 健太をそれぞれ期限付き移籍で獲得した。新潟はその髙澤をターゲットに、ダイナミックな攻撃を増やしている。前々節・相模原戦では髙澤がクロスのつぶれ役となって2得点が生まれたが、前節は水戸に対策されてセカンドボールを拾えずに苦戦。先制されて前がかりになると、背後を突かれて今季最多の4失点。得点も生まれずに敗れた。
これを受け、チームは週明けのミーティングで意見を交換。練習から「もっとボールへ行け」、「足を出せ」とピッチ上で厳しく要求し合う光景が見られるようになった。「大事なのはサッカー以外の部分」(舞行龍ジェームズ)、「もっと泥臭くプレーしないといけない」(本間 至恩)と、より勝負にこだわって今節に臨む。
今節出場するとJ通算100試合目を迎える藤原 奏哉は、「個人的なことより、前節からチームとしてどう改善できたかを見せることが大事。自分たちのためにも、応援してくれる人たちのためにも、強い意識を持ってやりたい」と勝利を誓う。
一方の北九州はここ3試合負けなし。前々節・町田戦は先制されて椿 直起が負傷交代するアクシデントもあった中で、途中出場の富山 貴光と前川 大河の得点で逆転し、10試合ぶりの勝利を挙げた。前節・岡山戦は得点こそ奪えなかったものの、直近4試合で先発中のGK田中 悠也を中心に守り切り、6試合ぶりに無失点に抑えるなどポジティブな要素もある。
新潟はここからホーム2連戦。そのアドバンテージを生かした中で、戦える集団としての姿を取り戻すことができるか。北九州は負けなしの流れを継続して浮上できるか。アグレッシブに攻め合うチーム同士、勝利を求めたぶつかり合いに注目だ。
[ 文:野本 桂子 ]

