前節、アウェイでの東京V戦に臨んだ長崎は、立ち上がりから東京Vの積極的な仕掛けの前に劣勢を強いられる。それでも、体を張った守備でピンチをしのぐと、後半に相手に退場者が発生。展開は一変したが、今度はブロックを敷いて守る相手を崩す難しさに直面する。それでも、途中出場の都倉 賢がゴールをこじ開けると、名倉 巧と米田 隼也にも得点が生まれ、終わってみれば3-0の勝利。選手層の厚さを示す形で今季最後の3連戦を3連勝、昇格圏内の2位・京都との勝点差を『7』に縮めた。
一方の栃木は前節、アウェイで秋田と対戦。前半の早い段階で先行を許す苦しい入りとなったが、後半に豊田 陽平が同点ゴールをもぎ取る。その後はどちらにも得点は生まれずに試合は終了。連敗を止める勝点1となったが、5試合ぶりの勝利とはならず。複数得点は明治安田J2第28節・山口戦を最後に10試合記録できておらず、勝利のためにも攻撃陣の奮起が期待される。
京都との勝点差を『7』に縮めたものの、残りは4試合。依然として厳しい状況にあるだけに、長崎はとにかく勝ち続けるしかない状況だ。一方の栃木も、J3降格圏内の19位・相模原との勝点差は『5』と多少の開きはあるものの、まだまだ予断を許さない状況が続く。残留を確定させるためにもここで勝利し、良い状態で残り試合に向かっていきたい。
球際の強さやハードワークをチームの強固な土台として持つ両者。各所で激しいぶつかり合いが展開されることになるだろう。1つのプレーにどれだけ勝利への希求心を宿すことができるか。勝ちたい気持ちでまずは上回ることが求められる。
[ 文:杉山 文宣 ]