20位・北九州にとっては、J2残留を懸けた最後の一戦となる。すでに残留圏内である18位以上の望みは断たれているが、J3の昇格争いにJ2クラブライセンスを持たない宮崎が絡んでいることで、19位でも残留できる可能性が残されている。その19位・相模原とは勝点3差。まずは今節に勝利することが大前提となる。その上で、北九州に厳しい条件となるのは相模原との得失点差。相模原の-18に対し、北九州は-27。間違いなく、多くのゴールが必要とされることになる。
ただし、今季の北九州は得点力を特長としたチームではない。ここまでの総得点34はリーグワースト2位タイ。1試合の最多得点が3点となっている。直近の7試合で複数得点がないこともあり、北九州にとっては相当に高いハードルであることが分かる。さらに会場となるNDソフトスタジアム山形の試合当日の予想最高気温は、このところの北九州市の最低気温並みか、それ以下。多くの困難な条件を前にして、それでもチャレンジする姿勢を見せられるか。
7位・山形は連敗中。前々節・町田戦では後半だけで5失点を喫し、前節・金沢戦では後半アディショナルタイムに決勝ゴールを決められている。夏の中断期間前後には12戦負けなし(10勝2分)も記録したが、当時のような、先制してリードを盾に試合をコントロールする展開に持ち込めていないのが現状だ。前節の金沢に続き、今節も残留への意気込みが強い相手となるが、その中でも自分たちが攻守に主導権を握る時間を多く作れるか、そしてチャンスで決め切ることができるか。勝っても順位アップは難しい状況だが、積み上げてきたものを勝利に結びつけたい。
[ 文:佐藤 円 ]
