栃木は前節、ホームで山形と対戦。13分に先制を許したものの、横浜FCや大分に堅調な戦いで引き分けたように、攻守につながりながら粘りの戦いを見せていた。そして63分にハイプレスから相手GKのミスを誘い、矢野 貴章の2試合連続となるゴールで同点に。その後は一進一退の攻防となったが、2試合連続で後半アディショナルタイムに勝ち越しゴールを許して敗れた。これで2連敗、7試合勝利から遠ざかることになった。
佐藤 祥は山形戦の敗因について「同点としたあとに2点目を奪えなかったことが1つ。それと2失点目はカウンターから(前に出ている状態から)やられているので、相手に背後に出させないなどやれることはあった。細部を詰めないと勝点は奪えないと思う」と振り返り、さらに「あんな負け方をしているのにサポーターは試合後に拍手を送ってくれている。サポーターのためにも勝たないといけない」と奮起を誓った。
今節は5連戦の最終戦とあって引き続きタフな戦いが予想されるが、再びホームで戦えることをプラス材料に8試合ぶりとなる勝利を手にできるか。
一方の甲府は前節、ホームで群馬と対峙すると、スコアレスのまま迎えた83分に三平 和司のゴールが決まり、1-0で勝ち切った。吉田 達磨監督は「(前半は)勝ちたい気持ち、ゴールを早く決めたい気持ちがあった。後半は落ち着きを取り戻して、じっくり焦れずにボールを動かして相手を動かすことにトライしたことは良かった」と振り返り、チームの戦い方を貫いて粘り強く戦えたことを評価した。
甲府は今季の序盤戦こそなかなか勝点を積み上げられずにいたが、ここに来てかなり調子を上げている。明治安田J2第9節から初の4連勝を果たしたあと、前々節・水戸戦を1-2で落としたが、群馬に勝利して踏みとどまり、順位を7位まで浮上させている。
5連戦の最終戦を勝利で飾ることができれば、今季初めてJ1参入プレーオフ圏内へと浮上する可能性がある。
[ 文:鈴木 康浩 ]

