ホームの町田は8戦勝利なし。一方の新潟は8戦負けなし。また新潟は前節の勝利で首位へ浮上した。両者はいずれも総失点数14と、失点はリーグで2番目に少ないが、現状のチーム状態はまさに対照的だ。
町田にとっては、首位撃破を浮上の契機としたい一戦。チーム主将の平戸 太貴は「首位を叩いて、自分たちの自信を取り戻したい」と言葉に力を込めた。
町田は8戦未勝利の期間におけるゴール数が『4』と、得点力不足が足かせとなっている。古巣戦を戦う鄭 大世は「センターFWの僕を追い越していく選手が必要」と話し、ある程度リスクを冒して攻撃を仕掛けることをポイントに挙げた。[3-4-2-1]のオプション布陣は攻守ともにブラッシュアップされてきた。それを結果につなげることができれば、チーム状態も次第に良化していくだろう。何よりも勝利こそが良薬だ。
一方で、直近の5連戦を4勝1分と順調に勝点を積み重ねてきた新潟だが、試合2日前13日朝の時点でトップチーム計4選手が新型コロナウイルス感染症の陽性判定を受けたことが発表されている。エントリーできる選手が出場する形で試合は開催される見込みだが、その影響がどう出るか。松橋 力蔵監督はメンバーを固定せず、“ラージグループ”でチームを作ってきたため、誰が出てもクオリティーが落ちないチームを構築してきた成果が試されるタイミングだろう。
単純な力関係では新潟が押し込む展開になりそうだが、先手必勝の展開に持ち込みたい町田としては、試合開始からエンジン全開で襲いかかるかもしれない。ともにJ1昇格を目指すチーム同士、熱戦が展開されるに違いない。
[ 文:郡司 聡 ]
