琉球は前節、ホームで栃木と対戦。喜名 哲裕監督が新型コロナウイルス感染症陽性者の濃厚接触者となったことからベンチ入りできず、倉貫 一毅ヘッドコーチが急きょ指揮を執ることとなった。しかし、不測のアクシデントにも動じず、草野 侑己が5戦連発となる先制ゴールを奪うと、その後は粘り強い守備を披露して虎の子の1点を守り切った。
琉球は前々節・熊本戦に続き、2試合連続でクリーンシートを達成。攻守それぞれで力を発揮し、「選手間のイメージの共有はだいぶ交わってきた。前向きにトライできている」(中野 克哉)と手ごたえをつかみ、難敵に挑む。
対する甲府は前節、山口と対戦。開始2分に長谷川 元希の左クロスからウィリアン リラが電光石火の先制ゴールを挙げ、幸先の良いスタート。ただその後は追加点を奪えず、山口に追いつかれて2試合連続のドロー決着となった。この試合で退場となった宮崎 純真は、琉球との前回対戦でゴールを決めており、今節の不在は痛いところとなる。敵地の気候にもアジャストし、明治安田J2第14節・群馬戦以来の勝利を狙う。
これまでの対戦成績は5勝1敗と、甲府が大きく勝ち越し。ただ、昨季の琉球のホームゲームでは終了間際に池田 廉の決勝ゴールが生まれ、琉球が甲府戦初勝利を挙げている。
今季は互いに1点差を争うきっ抗したゲームが多く、今節も競った展開が予想される。90分間を通して強度の高い守備を演じるとともに、チャンスをモノにする集中力も試される一戦となるだろう。
浮上への足がかりにしたい両者の思惑。かなうのはどちらか。
[ 文:仲本 兼進 ]
