山口は前節、横浜FCと対戦して終了間際に失点。0-1で敗戦した。ボールを保持して相手陣内に入ることはできたが、決定的なシーンの創出回数は少なく、名塚 善寛監督は「だいぶ相手と味方を見ながらポジションを取れるようになってきたが、もっと見て考えてというサッカーをやれないことには上には行けない」と話した。
一方の群馬も、前節の大分戦で0-1と無得点で敗戦した。直近の5試合で無得点が3試合あり、こちらも攻撃に課題がありそうだ。大槻 毅監督は大分戦後に「点を取る、取らない、ボールをゴールに運ぶことが足りない」と話した。
少ないチャンスを仕留めることができるかどうかがポイントになりそうだが、サイドの攻防も見どころだ。山口は橋本 健人や田中 渉らが左サイドからの攻撃で好連係を見せている。群馬は左右の両サイドからの鋭い攻撃が持ち味だ。
両者の対戦成績は、山口の3勝1分4敗で五分に近い。だが山口のホーム戦に限れば3勝1分で、山口はホームで群馬に負けていない。このデータが示す通り、山口が地の利を生かすことができるかにも注目だ。
水曜日に行われた天皇杯2回戦では、山口は水戸相手に延長までもつれ込みながらも2-1で勝利。群馬は山形に3ゴールを奪って3-1で快勝した。チームとして久しぶりに味わった勝利をこの試合に勢いとして持ち込み、浮上のきっかけをつかむのはどちらか。
[ 文:田辺 久豊 ]


