山口は天皇杯2回戦の水戸戦、リーグ前節の群馬戦と公式戦2連勝中で、2試合ともに終盤の劇的なゴールで勝利している。前節は90+7分のラストプレーで沼田 駿也のゴールが決まり、雨の中で“維新劇場”を演じた。この勢いに乗ってホーム2連勝といきたいところ。
一方の岡山は天皇杯こそ栃木に敗戦したが、前節・金沢戦に勝利してリーグ戦は4試合負けなしと好調だ。チームのエースであるミッチェル デュークがオーストラリア代表としてW杯プレーオフを戦うためにチームを離れたが、前節はその影響をまったく感じさせずに前半のうちに5点を奪って見せた。快勝した勢いを持って山口に乗り込んでくる。
試合展開としては両者ともに前線からプレスを掛け、前から激しくボールを奪いにいくことが予想される。そのプレスの質や、プレスをはがしてボールをつなぐビルドアップの質において、どちらが上回ることができるかが見どころになりそうだ。そして、そのプレスをかわすためにロングボールを蹴る展開にもなりそうだ。そうなればセカンドボール争いでどちらが上回れるかがポイントになる。いずれにしても球際の激しい攻防が繰り広げられることは間違いないだろう。
両者のリーグ対戦成績は12試合を戦って山口の2勝6敗4分。直近3年間では3敗3分で山口は未勝利だ。山口にとって分の悪い対戦相手だが、ホームの“維新”は何が起きるか分からない。
[ 文:田辺 久豊 ]


