両者の前回対戦は第16節。前半の立ち上がりに甲府が先制し、後半に山口が追いついて1-1で引き分けた。今季の山口と甲府は、接戦に持ち込みながらも勝ち切れない試合が多い印象だ。勝ち切るためのゴールをこの試合で決めることができるかに注目したい。
後半戦の初戦となった前節、山口は東京Vと対戦。序盤にヘナンが退場処分を受けてしまったが、1人少ない中でも引いて守らずに、前からボールを奪いにいくアグレッシブな姿勢を貫いた。しかし、結果は0-3での敗戦。アウェイ初勝利はまたもお預けとなった。
一方の甲府は前節、アウェイで山形と対戦。一進一退で進む中で後半に入り、50分に長谷川 元希がゴールを決めると、その後は危なげない試合運びを見せて1-0で勝利を収めた。吉田 達磨監督は「2点目も欲しいが、1-0で勝ち切るゲーム運びができたことに選手の成長と意地を感じた」と8試合ぶりの白星を喜んだ。
両者ともに水曜日に天皇杯3回戦を戦っており、この試合は中3日で続く公式戦3連戦の3試合目となる。暑い時期の連戦で疲労もピークのはずで、選手起用を含めたベンチワークも見どころだ。
その天皇杯3回戦で山口は、神戸を相手に先制しながらも終盤に逆転され、1-2で敗戦。甲府は札幌に先制を許したが、三平 和司の2ゴールで逆転勝ちを収めている。明暗が分かれた格好だが、J1チームとの戦いをリーグ戦につなげていきたいのは両者とも同じはずだ。
[ 文:田辺 久豊 ]


