山形は直近4試合で2分2敗。代替試合の第16節・岩手戦を6月15日に挟んだことでタイトなスケジュールとなり、負傷離脱者が続出していた時期とも重なり、極めて厳しい連戦になった。ようやく1週間の準備期間を経て行われた前節、仙台とのダービーマッチでは前半にセットプレーで先制したが、追加点のチャンスを決め切れず、終盤に追いつかれた。勝利はお預けとなったが、チームは戦力が少しずつ戻り、本来のパフォーマンスに近づいている。
栃木は前節・岩手戦で26分にカルロス グティエレスが一発退場となり、以降は1人少ない状態でのプレーとなった。後半に入ると56分に先制。しかし押し込まれた終盤、83分にCKから失点し、勝利はならなかった。逆に前々節・大分戦では後半にFKから失点したが、後半アディショナルタイムの劇的なゴールで追いついた。この岩手戦、大分戦で得点を挙げたのは湘南から育成型期限付き移籍加入中の根本 凌。得点シーン以外でも前線で存在感を発揮し、栃木の新たな推進力になっている。
リーグ戦では白星から遠ざかっているが、天皇杯3回戦ではターンオーバーしたメンバーでJ1首位の横浜FMを2-0とシャットアウトし、ラウンド16進出を果たしている。守備の要・カルロス グティエレスの出場停止を乗り越え、アウェイでの勝点3奪取に挑む。
今節は段階的に導入される『声出し応援運営検証対象試合』。ホーム自由席とビジター自由席で声出し応援が解禁され、スタジアムがチャントに包まれる。これまで以上に熱のこもった試合が期待できそうだ。
[ 文:佐藤 円 ]
