ただ、「危機的状況に変わりはない」と秋葉 忠宏監督が言うように、今週もまだ離脱している選手やコンディションの整っていない選手が多く、「試合をするだけで精一杯の状況」だと秋葉監督は明かす。その中で「どこまで勝負できるという状態に持っていけるか。なんとか、少しでも100%の状態に近づけられるように頑張りたい」と力を込めた。
ただ、今節が今季二度目の『声出し応援運営検証対象試合』として開催されることは苦境に立つ水戸にとって大きな力となるだろう。「サポーターや水戸ファミリーの力を借りながら、声の後押しを得て、普段出せない力を出せるようにしたい」と指揮官は力強く口にした。クラブの総力を結集して、勝点獲得を目指す。
対するは21位と降格圏に沈んでいる大宮。明治安田J2第19節から指揮を執る相馬 直樹監督の下、立て直しを図ってはいるものの、新体制でも1勝5分4敗と流れを変えることができていない。直近3戦はいずれもドローに終わっており、浮上の兆しが見えてこない。
もがいている状況だからこそ、今節はアウェイとはいえ浮上のきっかけとなる勝利を目指して、士気高く挑んでくることが予想される。苦しい状況の水戸相手に、相馬監督の下で築いてきたサッカーを出し切り、勝利をつかみ取りたい一戦だ。
[ 文:佐藤 拓也 ]