栃木は明治安田J2第39節、第40節と連勝をして迎えた前節。水戸との“北関東ダービー”で先制しながら、終盤に逆転負けを喫した。「今年は今日のようなゲームを何回もしてしまっているという現実をしっかりと受け止めることだと思います」と時崎 悠監督が話していたように、継続した課題がまたも顔をのぞかせたようだ。
一方の金沢も第38節、第39節で連勝し、第40節では最下位だった琉球を相手に先制したものの、逆転されている。このとき、柳下 正明監督は「われわれの選手たちは自分たちのものを100%出し切って初めて良いゲームができる。ずっと言っているけど、まだ分かっていない」と、こちらも積年の課題が露呈したと口にしていた。ただ、前節は2位の横浜FCを、第39節では3位の岡山を破っているように、ハマれば上位相手に遜色ないゲームができる。ホーム最終戦ということでセレモニーも予定されているだけに、下手な試合を見せるわけにはいかない。
そして今節は両チームともに出場停止の選手がいる。栃木はカルロス グティエレス、金沢は藤村 慶太。いずれもフィールドプレーヤーでチームナンバーワンの出場時間を誇る、どちらのチームにとっても欠かせない選手だ。
主力を欠きながら、今季の課題を克服できるのはどちらのチームか。勝ったほうが相手を上回る順位でフィニッシュする。
[ 文:村田 亘 ]