山口は前節の大宮戦、主力が欠場する急造布陣で苦しみながらも、矢島 慎也の古巣への“恩返し”が決まって1-0で勝利した。結果として勝点3を得たが、名塚 善寛監督は「キャンプから試してきたことが出せなかったというか、出さなかった。『今までどおり、昨年から積み上げてきたものをまずは出そうよ』ということでやった」と話す。今節はそれが出せるのか、布陣と戦い方に注目したい。
一方の磐田は前節、ホームで岡山と対戦。前半に失点を重ね、後半にも失点を喫して0-3に。しかし、途中出場した17歳の後藤 啓介が終了間際の89分と90+2分にゴールを決め、怒とうの反撃を見せる。あと一歩及ばずに2-3で敗戦したが、終盤に見せた攻撃の勢いを今節に持ち込めるか。
両者のJ2での対戦成績は、山口が2勝1分1敗で勝ち越している。名塚監督は「開幕戦を見ても何が起こるか分からないし、絶対的なチームはない」と話す。山口はホーム2連戦でスタートダッシュを決めたいところ。1年でのJ1復帰を目指す磐田としては、開幕2連敗だけは避けたい。
そして、磐田には43歳の遠藤 保仁、山口には41歳の山瀬 功治というベテランがいる。遠藤は昨季無得点に終わり、Jリーグ連続ゴール記録が24年で途絶えたが、山瀬は昨季2得点で記録を23年に伸ばしている。開幕戦に途中出場した山瀬が、遠藤の目の前で記録に並ぶゴールを決められるかにも注目だ。
[ 文:田辺 久豊 ]


