前回のホームゲームで金沢に敗れ、クラブワーストの8連敗となった山形は前節、アウェイで東京Vと対戦。3分に山田 拓巳の4シーズンぶりのゴールで先制すると、69分に藤本 佳希の今季初ゴールで追加点。終盤にPKで1点を失ったが、そのまま勝ち切り、長いトンネルを抜けた。昨季からほとんどの試合でゴールマウスを守ってきた後藤 雅明に替えて、プロ6年目でJリーグデビューとなる長谷川 洸を先発させるなど、これまで出場機会がなかったり、少なかったりした選手にもチャンスが巡ってきている。まだ降格圏にいるが、低迷していたチームはここへ来て好循環の入り口に差しかかっている。この流れで今節は今季ホーム初勝利を狙う。
山口はいずれも月の最初の試合にウノゼロで勝利して3勝3分5敗だが、リーグワーストの23失点を喫している。前々節・清水戦は0-6の敗戦。3連戦の最後で雷雨によって二度中断するという難しい条件ではあったが、ホームでダメージの大きい敗戦を喫した。前節・岡山戦も11分に先制を許す苦しい立ち上がりとなったが、17分に沼田 圭悟のミドルシュートが相手に当たってコースが変わるオウンゴールで追いついた。その後は互いに決定機が少ない展開となり、そのままドローで終えて連敗を『2』で止めた。主導権を握る時間が長かった前節で感じた手ごたえを、今節につなげることができるか。
山形の田中 渉、山口の小林 成豪など、古巣対戦となる選手は両チームに複数いる。そして、2021年に山口で指揮を執った渡邉 晋監督が、今回は山形で采配を振る。勝点3を争う90分は激戦必至だ。
[ 文:佐藤 円 ]
