栃木は前節、アウェイでの清水戦に臨んだが、連勝中の相手の勢いを止めることができず、前半のうちに2点の先行を許した。後半はボールを保持して何度もチャンスも作ったが、堅く守る相手の守備をこじ開けられず、そのまま敗戦した。
試合後、矢野 貴章は、後半の大半の時間帯で攻勢をかけられた内容を受けて「良かった部分を次の金沢戦につなげたい」と強調。その上で「清水戦の後半の内容を次の金沢戦の始めから僕らの姿勢として表現しないといけない。どんな相手にもチャレンジすることがいまの僕たちには大事」だと続けた。
特に修正すべきは、相手に襲いかかるような守備からボールを奪い取る回数を増やし、そこから攻撃に移行する回数をどれだけ確保できるかだろう。前々節・いわき戦ではチームとして“前へ”の姿勢を90分間体現できていたが、その姿勢を金沢にもぶつけることはできるか。栃木はホームでは2連勝中。今節も勝利し、ホーム連勝を伸ばしたいところだ。
一方の金沢は前節、ホームで好調の藤枝と対戦し、勝点1を奪っている。開始早々に先制を許したものの、21分にチームトップの今季5ゴール目となる加藤 潤也のゴールで追いつくと、終盤にはペースを掌握。いくつか決定機を作ったが、決め切れずにドローで終えた。
勝点1獲得にとどまったものの、攻撃回数を十分に確保するなど引き続きチーム状態は良く、柳下 正明監督も選手たちも前節について「最後を決め切れるかどうか」と口をそろえる。3連戦の2戦目となる今節もその辺りが大事な焦点になりそうだ。
なお、前節から栃木は中3日、金沢は中2日の戦いとなり、この点も考慮されたスタメンや選手交代が予想される。毎回、きっ抗したロースコアゲームになりやすい両チームの一戦だが、ゴールデンウィーク期間中に視界が開ける勝点3をつかみ取るのは果たしてどちらか。
[ 文:鈴木 康浩 ]

