前節、水戸と対戦した熊本は石川 大地の2得点と上村 周平の今季初ゴールで3-0と快勝。ディフェンスラインの背後を突くランニングと配球、コンビネーションによる崩し、そして前線守備からのショートカウンターなど、多彩な攻撃を見せた。ディフェンス面でも今季初出場となったGK佐藤 優也がフィールドプレーヤーを称える内容だったが、一方で逃した決定機も少なくなく、大木 武監督は「最後にスキを作ったあたりはまだまだ」と指摘。チームトップの9得点を挙げている石川の長期離脱はチームとして痛いが、前節できたことを継続しつつ、課題の修正を含めて質にもこだわり、結果につなげたい。
対する山形は前節、秋田と対戦。前半にセットプレーとクロスから得点を挙げてリードを奪うと、相手の反撃を1点に抑えて、渡邉 晋監督体制となって初の連勝を飾った。「ナイスゲームではなく、苦労したものがたくさんあり、もっとやれることがあった」と渡邉監督は振り返っているが、シーズン序盤の勝てない試合が続いた時期からすれば、そうした内容でも勝ち切れるようになってきたと言える。昨季のプレーオフ2回戦では先制を許したあとに逆転したにもかかわらず、後半に追いつかれて決定戦進出を逃した。メンバーが替わった中でも、あの試合で刻んだ悔しさはこの一戦に向けて強いモチベーションとなるはずだ。
日中は30℃を超えることも予想される中、どちらが最後までタフに戦い抜けるか。熱いゲームになることは間違いない。
[ 文:井芹 貴志 ]


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