前節、大分との“九州ダービー”を戦った熊本は36分、左CKから黒木 晃平がダイレクトで右足ボレーを突き刺し、先制に成功。しかし、前半のうちに追いつかれると、後半にセットプレーなどから失点を重ね、今季初の逆転負けを喫した。
「相手より多くのシュートを打っていて、その中で3点取られて自分たちは1点というところは、仕留めるかどうかの差」と上村 周平。ミドルシュートの意識がチーム全体で高まっている中、フィニッシュ精度を高めるとともに、相手の守備ブロックを崩すためのランニングを織り交ぜるなど、攻撃のバリエーションを増やすことも心がけたい。
一方の岡山は直近3試合勝ちなし。とはいえ、明治安田J2第24節・藤枝戦、前々節・徳島戦では終盤に得点を挙げ、前節・長崎戦は一時逆転されながら最終的に追いつくなど、粘り強さは見せている。
「選手たちは最後までやり切って、積み上げている良さが出た部分もあるが、それを勝ちにつなげなければ、なかなか浮上はしていけない」と木山 隆之監督は話している。「スキを突かれての簡単な失点をなくしていかないといけない」と田中 雄大も述べているように、無失点の時間を長くし、先手を取って優位に進めたい。
両者の勝点差は『3』で、得失点差で岡山が『1』上回っている状況だが、今節の結果次第では順位が入れ替わる。好機を確実に仕留め、ピンチをはね返すという、攻守におけるゴール前の勝負どころをきっちり抑えられるかが、両チームにとってのポイントになりそうだ。
[ 文:井芹 貴志 ]


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