直近8試合でわずか1勝の山口は19位に位置し、残留争いを抜け出せていない。ただ、河野 孝汰が2試合連続得点中。フアン エスナイデル監督の代名詞である“ハイライン・ハイプレス”で東京Vを呑み込み、先取点を奪えば、ペースを握れる。今季、逆転勝利が1試合しかない東京Vを追い詰めることができるはずだ。
対して東京Vは、手ごたえのある勝利を前節でマークし、味の素スタジアムで約5カ月ぶりの勝点3を目指す。「自動昇格のためには勝ち続けるしかない」と主将の森田 晃樹。この夏に加わった長谷川 竜也、染野 唯月、中原 輝、そして攻撃の中心である齋藤 功佑といった前線の連係も向上しており、その流れで約2カ月ぶりの連勝といきたい。
城福 浩監督は「相手の中盤にはスキルの高い選手を配置している。フリーにさせてしまえば、そのテクニックを出させてしまう。いかに間合いを詰めて守備ができるか。われわれがコントロールできるか」と展望している。その上で、「われわれの攻撃の良さを出して、山口を守備に回したい」とも。
前節から本職のSBとして出場し、入籍を発表した加藤 蓮は「相手も分析するが、まずは自分たちがやるべきことを出すことから逆算してやっていけば勝利はついてくる」と話した。
前回対戦では、東京Vが17分までに2点のリードを奪い、山口に退場者も出たことでそのまま逃げ切ったゲームだった。先取点を取れば抜群の勝率を誇るのが東京V。「ホームで勝てていない状況を打破する」。城福監督は強い覚悟を示した。
残り9試合となった明治安田J2。今節で目標達成に向けた強い気持ちを見せて、勝利を勝ち取るのはどちらだ。
[ 文:田中 直希 ]
