栃木は前節、横浜FCとホームで戦った。ボールを保持する横浜FCに堅守で対抗して流れを引き寄せ、35分に先制。左サイドからのクロスをファーサイドで矢野 貴章が合わせ、こぼれ球を小堀 空が押し込んだ。その後は横浜FCの反撃をしのぎ切り、2連勝を達成した。
今季から指揮を執る田中 誠監督の下、開幕2連敗と苦しいスタートを切ったが、そこから立て直して11位に浮上。昨季のリーグ戦で、栃木は秋田にシーズンダブルを許している(天皇杯2回戦では勝利)。その借りをまず1つ返し、2021年以来の3連勝を飾りたい。
対する秋田は前節、仙台とのホーム開幕戦をスコアレスドローで終えた。風上の前半に決定機を作るも決め切れず、風下に回った後半も勢いを失うことなく、ボールを奪って果敢に前進した。
押し込みながらも無得点で終わった一方で、守備では収穫があった。90分を通してコンパクトな陣形を維持し、相手のやりたいことを封じ込めて今季初の無失点を達成。29分、7分、6分と3試合連続で前半に先制点を献上していたことを喫緊の課題と捉え、全員が高い集中力を発揮して乗り切った。梶谷 政仁が「相手のサッカーをやらせずに自分たちの展開に持っていけたし、失点ゼロで抑えられた。それは秋田らしさが戻ってきた証拠」と話すように、この流れを継続していく必要がある。
昨季、栃木でプレーした岡﨑 亮平は「シンプルに前にボールを送り込んできて、走力もある。攻撃の枚数が多くなるところに注意したい」と古巣を警戒。藤山 智史は「栃木はウチと似ている部分があり、球際やセカンドボールの勝負が非常に大事になる。そこで絶対に負けない」と引き締めている。
[ 文:竹内 松裕 ]

