いわきは試合を重ねるごとに、後ろから組み立て、前線の連係から得点に結びつける形のクオリティーが上がってきた。できることが増えると選手のプレーに躍動感が出る若いチームの強みが全員に伝染している。
前節・甲府戦は引き分けに終わったが、「これまでの自分たちなら悪い状況で複数失点していた。今日1ポイントを拾って、チームみんなで苦しい時間を乗り越えられた」と山下 優人は昨季との違いを話した。チーム全員でこの5連戦を乗り越えて、“今季のいわきは強い”というインパクトを与えたい。
一方の山形は公式戦4連敗中。開幕2連勝と好スタートを切ったが、予期せぬ状況に陥っている。前節・藤枝戦はシュート数が少なく、攻撃が思いどおりにいかなかった。今節はイサカ ゼインが出場停止のため、右ウイングは横山 塁が担うのか、それとも左利きの杉山 直宏を起用するか。いま、山形に必要なものは先発に割って入る選手の台頭なのかもしれない。昨季も序盤戦に8連敗を喫し、苦しい時期を過ごしたが、昨季2戦2勝のいわきに勝利して、復活への道筋を拓きたい。
また隣県でのゲームということもあり、アウェイ側のチケットは完売となった。そういったサポーターの期待に応えたい。
[ 文:柿崎 優成 ]
