ホームの清水は、山形とのアウェイゲームに臨んだ前節を0-2で落とした。北川 航也、乾 貴士、カルリーニョス ジュニオという、ここまで全試合に先発してきたアタッカー3選手が不在となった影響もあり、今季初の無得点。秋葉 忠宏監督が「プレッシングのところでハメることができずに、後手を踏んで足を使わされた」と語ったように、なかなか前線での守備がかみ合わず、攻守において本来のアグレッシブさを発揮できなかった。
一方の徳島は今季開幕から勝点を積み上げることができず、初勝利は明治安田J2第4節・水戸戦(2○1)まで待たなければならなかった。だが、その後も白星から遠ざかり、前節で群馬に0-1で敗れたことにより、最下位へ転落。試合翌日には吉田 達磨監督の解任、岡田 明彦強化本部長の辞任が発表された。
両者がこのような状況で迎える3連戦の2戦目は、清水にとって今季3戦全勝かつ無失点で、“要塞”となっているIAIスタジアム日本平が会場だ。今季2敗目を喫した山形戦後、秋葉監督は「そんなにネガティブなことはない」と語ったが、それもホームでの強さに自信があるからだろう。準備期間がわずかであっても、ここで連敗を喫するわけにはいかない。
暫定体制で臨む徳島は白星を飾ることで、降格圏を抜け出すための“きっかけ”をつかみたい一戦だ。相手が2位の清水だろうと、勝点を譲るつもりはない。
今後の優勝争いへつなげる勝利か、苦境脱出のための勝利か。両チームにとって意味合いは異なれど、浮上のために勝点3が必須のゲームだ。
[ 文:榊原 拓海 ]

