ここ4試合勝利がないホームの藤枝は、10試合で4得点(リーグ最少)と持ち前の攻撃力を発揮できていないことが低迷の大きな一因。相手に研究されて守りを固められたところをなかなか攻め崩せず、相手の守備が整う前の速攻も微妙に呼吸や精度が合わず、ゴールにつながっていない。
「戦い方は変えずに、ゴールに向かう姿勢とか力強さ、攻撃の質やアイディアというところを高めていきたい」と須藤 大輔監督がテーマとする部分は、これまでも日々の練習で取り組み続けている。守備はある程度安定してきただけに、その成果が今節で表われてリードする展開にできるかどうかが最大の注目点となる。
対する徳島は、明治安田J2第7節・群馬戦後に成績不振によって吉田 達磨監督が解任となり、増田 功作ヘッドコーチが暫定監督としてあとを引き継ぐことに。新体制初戦となった第8節は上位の清水と引き分ける粘りを見せたが、その後は千葉に0-1、長崎に1-6と連敗を喫し、6試合勝ちがない状況が続いている。
自分たちらしい戦いができている時間帯もあるが、それが結果には結びついておらず、大敗した前節・長崎戦後に増田監督は「現状の立ち位置をしっかりと見極めて、積み上げていかなければいけない」と語った。
藤枝も徳島も、積み上げの成果を少しでも試合の中で示し、結果につなげることが求められる。苦境から一歩ずつはい上がっていくためにも、それをサポーターに示すべき一戦となるだろう。
[ 文:前島 芳雄 ]


