2位の長崎は現在リーグ戦5連勝中、JリーグYBCルヴァンカップを含めると公式戦6連勝中。だが、チームに満足感はない。無失点にこだわっているが、前節・群馬戦では自分たちのミスから失点。その後の時間帯は試合の流れを取り戻せず、逃げ切れたものの課題は尽きないからだ。
秋田は深い位置からでも、前線へ積極的にロングボールを供給する、J2屈指の個性派チーム。そして、競り合いに勝てば素早くシュートにつなげる。もしくは競り勝てなくとも、ボランチの諸岡 裕人や小野原 和哉らがセカンドボールを拾って速攻に移る。また、深い位置でスローインを得てのロングスローから得点を目指す形もある。
前節は横浜FCとの上位対決に0-2で敗れて9位まで順位を落としたが、依然としてプレーオフ圏内の6位・山口と同じ勝点18。1つの勝利で一気に順位を上げられる位置にいる。
長崎が秋田の攻撃を無失点に抑えるには、GKとCBの田中 隼人や櫛引 一紀らが集中し続けることが欠かせない。GKの原田 岳は「秋田はスキを突いてくるのがうまいチームだと思うので、90分間で絶対にスキを見せずに全員で引き締めながらやっていきたい」と警戒する。この試合で勝利を収めれば6連勝。クラブ記録を更新できる。また、クラブは『スタジアム満員PROJECT』と銘打っており、通常の試合と比べて多くのサポーターの来場が見込まれる。
前節の敗戦を糧に秋田が順位を上げるのか、はたまた長崎がリーグ戦6連勝を達成するのか。どちらにせよ、激戦必至の一戦だ。
[ 文:椎葉 洋平 ]