熊本は前節、栃木とのアウェイ戦で逆転劇を演じた。36分、左からのクロスを頭で合わせられて先制を許すも、後半立ち上がりにCKの流れから三島 頌平が押し込んで追いつく。55分、自陣でボールを奪ってロングカウンターを展開すると、最後は大本 祐槻が鮮やかにフィニッシュ。77分にはスローインの流れからゴール前に素早く持ち込み、パスを受けた阿部 海斗が冷静に決めた。
熊本は栃木との球際の競り合いでも真っ向勝負を挑み、持ち前のパスサッカーとプレー強度を両立させて逆転勝利。さらに3得点すべてがそれぞれの選手にとって今季初得点になるなど多くの好材料を得ている。今節は秋田の地で今季初の連勝を狙う。
秋田は前節、鹿児島とのアウェイ戦をスコアレスドローで終えた。GK圍 謙太朗を中心に粘り強い守備で得点を許さず、低い位置からつなごうとする相手にプレッシャーを掛けてボールを奪い、複数のチャンスを作ったが1点が遠かった。
しかし、ここ3戦は負けなしで勝点5を積み上げ、無失点が2試合と決して下を向くような結果ではない。それでも圍が「山形に初めて勝ち、その流れで勝つべき2試合を引き分けて勝点4を失った。チームが乗れるタイミングを逃したことに責任を感じている」と話すように、チャンスを生かし切れなかった思いが募る。
その悔しさはピッチで晴らすしかない。「全員が勝ちに飢えている。その気持ちをぶつけたい。個人としてもゴールに飢えているのでチームを勝たせたい」と半田 航也は力を込める。
両者の志向するスタイルは180度異なるが、ハードワークを根幹に据えているところは共通している。秋田は自らの土俵で相手を上回り、3月30日以来となるホームでのリーグ戦勝利をつかみたい。
[ 文:竹内 松裕 ]

