熊本は前節、群馬とのアウェイ戦を1-1で終えた。群馬に先制を許すも、熊本が立て直して何度となく相手ゴールに迫る。そして終了間際に松岡 瑠夢が同点ゴールを決め、連敗を『2』で止めた。
熊本は先制されると、そのまま敗れる試合が続いていたが、明治安田J2第11節・千葉戦以来となる同点劇を演じたことで、4試合ぶりの勝利への勢いが生まれているはずだ。また、群馬戦ではU-17日本代表の主力として、AFC U17アジアカップ連覇に貢献したばかりの道脇 豊も途中出場しており、今節も17歳のプレーに注目が集まる。
秋田は前節、甲府とのアウェイ戦で1-5の大敗。9分にあっさりと先制を許すと、51分までに4失点を喫する。試合のすう勢は決したが、そこから途中交代の選手が奮起し、87分に小暮 大器のクロスを齋藤 恵太がうまく合わせて1点を返す。しかし、連係ミスを突かれて5失点目を喫した。
甲府戦では相手に揺さぶられて重心が低くなり、全体が間延びして2トップが孤立するシーンが目立った。これでは攻撃回数を増やせず、守備の時間だけが長くなる。今節は5連戦の5試合目という過酷な日程ではあるが、たとえ押し込まれても、強気でディフェンスラインを押し上げ、近い距離感で連動してボールを奪う秋田らしい“コンパクトさ”を取り戻さなければならない。
両者のスタイルは対照的だが、走力をベースとする点は共通している。前回対戦は2月26日の第2節。人とボールが動く熊本の巧みなビルドアップに対し、秋田が前線からの連動したプレスで襲いかかる構図で進む。すると、後半の立ち上がりに中村 亮太のクロスを藤山 智史が頭で押し込み、秋田がその1点を守り切った。
今節もおそらく第2節と同様の構図になるだろう。だとすれば、プレーの強度や精度がポイントとなる。シーズン中盤の再戦で、成長の度合いを見せつけるのはどちらか。
[ 文:竹内 松裕 ]

