栃木は前節、ホームに熊本を迎え、1-3で敗戦を喫した。36分に好調を維持する森 俊貴のクロスから宮崎 鴻が先制ゴールを決めたが、後半に逆転を許す流れとなった。
小林 伸二監督が就任して以降の3試合は1分2敗とまだ勝利がない。ハイプレッシャーによる強度の高いパフォーマンスを表現できているが、スキを突かれて失点も喫しており、思うように勝点をつかめていない。
奥田 晃也も「伸二さんが求めているサッカーは表現できていると思いますが、勝たないとまったく意味がない」と振り返るとおり、表現できている内容からスキを取り除き、結果に結びつけたいところだ。
熊本戦の反省を生かすならば、後半の入り方が悪かった。神戸 康輔も「どんなサッカーを志向しようとも、試合の入り、後半の立ち上がりのような、勝負の肝となる時間帯を押さえていなければ勝てないことはチームで確認し合っています」というように、チームとしてさらに細部を詰めていく必要があるだろう。
栃木は昨季、群馬にシーズンダブルの屈辱を味わわされており、今節のリベンジはマスト。第6節・大分戦を最後に12試合勝利がない状況を打破するために、勝負における細部を押さえ、高い集中を保って90分間を戦い切ることが求められる。
一方、群馬は指揮官が武藤 覚監督に代わってから4試合を消化したが、まだ勝利はなく、白星がない状況が11試合続いている。
前節はホームに山形を迎え、ボールを相手に明け渡す戦いになる中で、ロングスローを含むリスタートから一発を狙ったが、スコアレスドローに終わった。後半にはロングスローの流れからPKを獲得したが、髙澤 優也が決め切ることができず。
人数をかけた守備は堅調であり、2試合連続で勝点1を獲得したが、なかなか勝点3を手中にすることができていない。
両チームともに下位に沈み、勝利から遠ざかっている状況で迎えるダービーは、文字どおり生き残りを懸けた重要な一戦となる。
[ 文:鈴木 康浩 ]

