水戸は前々節・秋田戦で劇的な勝利を収めた勢いに乗って、前節・徳島戦に挑んだ。序盤から徳島の巧みなボール回しに対して、守勢に回る時間帯が続く。それでも粘り強く戦ってきっ抗した展開に持ち込み、0-0の状態で試合は進んだ。しかし、84分にCKからの流れから得点を許してしまう。
その後はパワープレーで徳島ゴールに襲いかかり、終了間際に落合 陸が決定的なシュートを放つも、GKの好セーブに阻まれてしまう。その直後に試合終了の笛が鳴り響き、悔しい敗戦を喫してしまった。
勝てば中位に浮上するチャンスがあっただけに、痛い敗戦になったと言わざるを得ない。とはいえ、下を向いている場合ではない。もう一度気持ちを引き締めて、今節に臨まなければならない。
一方、今季好調を維持している山口だが、前節はホームでいわきに0-3の完敗を喫した。ロングボールを主体とした攻撃をはね返され、いわきの縦への推進力を食い止め切れずに失点を重ねてしまった。チームとして課題の残る敗戦となっただけに、今節に対して修正を施してくることが予想される。
両チームともにアグレッシブさを武器とするチーム。より強く“前へ”の意識をプレーで体現できるかがカギを握るだろう。相手の“前へ”のベクトルを折り、そして“前へ”の推進力を出し切り、勝利をつかむのは果たしてどちらか。
[ 文:佐藤 拓也 ]