千葉vs鹿児島。千葉のホームで対戦するのは今季初めてとなるが、この両チームは白波スタジアムで3月に二度対戦していた。リーグ戦の最中で両チームがメンバーを替えたJリーグYBCルヴァンカップ1stラウンド1回戦も、当時のベストメンバーで臨んだ10日後のJ2第4節も、鹿児島が勝利した。
千葉は小林 慶行監督の下、あれから3カ月で戦術と勝負強さを少しずつ向上させてきた。前節・栃木戦は4試合ぶりの黒星を喫してしまったものの、J1昇格プレーオフ圏内の6位まで勝点1差に迫っている。
今季の鹿児島戦で2試合とも先発出場した髙橋 壱晟は、「あのときほど僕らはもろくない」と胸を張る。ミスとセットプレーから「安い失点」(髙橋)を喫してしまった栃木戦の反省も生かしながら、鹿児島に雪辱を果たし、リーグ戦におけるホームでの連勝を『5』に伸ばせるか。
鹿児島は前回対戦後、リーグ戦13試合で1勝4分8敗と成績が落ち込んだが、浅野 哲也監督就任以降、2引き分けのあとに2連勝。右肩上がりの状態でフクアリに乗り込み、今季初のアウェイ戦勝利を目指す。この4試合で明らかに向上した守備で果敢に前進してくる千葉を食い止めつつ、過去2勝の要因でもあった背後のスペースを突く攻撃で得点を奪いたい。
普段から熱量が高く、毎試合素晴らしい雰囲気を作り出している千葉のファン・サポーターはおそらく、自分たちのチームを勝たせるべくさらに熱量を上げた声援を送るだろう。千葉はその応援に後押しされながら自分たちの力を出し尽くせるか、一方の鹿児島はアウェイの雰囲気の中で平常心を保てるか、という点もこの試合の行方を左右するポイントになりそうだ。
三度目の正直か。二度あることは三度あるのか。いずれにせよ熱い戦いが展開されることは間違いなさそうだ。
[ 文:菊地 正典 ]
