栃木は前節、ホームに秋田を迎え、スコアレスドローに終わった。前半はこれまで積み上げてきた意図のある崩しから決定機を創出したが、決め切れず。後半は相手の圧を受けて防戦となったが、全員守備で守り切り、勝点1をつかんだ。
前々節・山口戦で3得点を挙げながら4失点を喫した反省を生かし、GK丹野 研太を中心に粘り強い守備を見せてクリーンシートで終えたことについて、選手たちは「次につながる一戦」(神戸 康輔)と口をそろえた。この堅調な戦いぶりをホーム連戦となる今節につなげたいところだ。
夏の中断期間が明けて3戦を消化し、1勝1分1敗。小林 伸二監督は「選手たちは明るく前向きにトレーニングに励んでくれている。ここからだと思う」と前を向く。
J2残留圏の17位・熊本とは勝点2差であり、栃木がJ3降格圏を脱出するためには勝利が必要な状況だ。ホームで戦えること、そして21日に天皇杯ラウンド16を戦った甲府に対しての日程的な優位性を生かし、是が非でも勝ち切りたい。
一方、甲府は前節、アウェイで清水と対戦して0-3で敗れた。第15節・千葉戦から10試合勝利なしという泥沼状態にあったが、夏の中断期間が明けると群馬と藤枝を下して連勝。復調しつつあったが、前節は首位・清水の壁を越えることはできなかった。そして、この試合で退場処分を受けたアダイウトンは今節から2試合の出場停止となる。
また、21日には天皇杯ラウンド16でJ1鹿島と対戦し、激闘の末に1-2で敗戦。この試合ではマクーラが2枚のイエローカードを受けて退場処分となっており、その出場停止処分を消化するため、今節は出場できないことになった。
甲府はアダイウトン、マクーラと外国籍アタッカー2人が不在であり、中7日の栃木に対して中3日。そういった状況下で残留争い直接対決となる一戦を乗り越える必要があり、正念場を迎える。
[ 文:鈴木 康浩 ]

