ただ、水戸にとっても重要な一戦だ。残り5試合で降格圏とは勝点9差。一見、安全圏のように思えてしまう、そのスキが危ない。それを痛感させられたのが前節・鹿児島戦。降格圏の19位に沈む鹿児島とのアウェイでの一戦で水戸は0-3の完敗を喫した。「勝利への執念・執着で相手に上回られた」と森 直樹監督が認めたように、残留に向けて死に物狂いで立ち向かってきた相手の勢いに呑まれてしまった。前節で鹿児島が見せたような危機感を持って戦わなければ、残り試合で何が起こるか分からない。もう一度、気を引き締めて今節に臨まなければならない。
勝負のカギは、リーグ最多得点を誇る清水の強力な攻撃を水戸が抑えられるかどうか。9月の4試合で9失点を喫している守備をいかに立て直して挑むことができるか。そして、そこから水戸らしいアグレッシブな攻撃で清水の守備を崩していけるか。水戸が目指す“良い守備から良い攻撃”のサッカーを展開することが清水撃破の条件となるだろう。
お互いに目標達成に向けて高いモチベーションで挑むことが予想される今節。大きな歓喜を手にするのは果たしてどちらのチームか。
[ 文:佐藤 拓也 ]