長崎は前節、アウェイで岡山に敗れた。特に後半は主導権を握られ、懸命に耐えたものの78分にセットプレーから失点。スコアこそ0-1だが、完敗ともいうべき内容だった。この痛恨の敗戦によって、残り5試合で自動昇格圏までの勝点差は『11』に。現実的な目標は3位でのJ1昇格プレーオフ進出だと言わざるを得なくなった。
長崎で8シーズン目を迎える澤田 崇も「全部勝てば昇格できるので、プレーオフを含めて一試合一試合、本当に場所がどこだろうが関係なくしっかり一戦一戦やりたい」と、プレーオフを含めた残り7試合での昇格達成を視野に入れる。モチベーションが否応なしに高まる今節は、再びはずみをつけるために最適な一戦だ。
対するは、前節・藤枝戦で2-0の勝利を収めた17位・大分。前々節・横浜FC戦での引き分けと合わせてここ2試合で勝点4を重ねて18位・栃木との勝点差を『6』に広げ、J2残留に一歩近づいた。堅実な守備をベースに、1トップで背後を狙う鮎川 峻や左シャドーの野村 直輝らが絡む縦に速い攻撃は迫力を増しており、最終盤にきて攻守がかみ合いつつある。
ピースタ初戦にして、長崎と大分が戦う“九州ダービー”は試合3日前の時点でチケットがほぼ完売。大きな盛り上がりを見せることは間違いない。ホームチームが最高の形で新スタジアム完成後の一歩目を踏み出すのか、アウェイチームが残留のために貴重な勝点3を得るのか。全国から注目を集める一戦の行方はいかに。
[ 文:椎葉 洋平 ]
