アウェイの横浜FCはここまで22勝8分4敗。前節・鹿児島戦での勝利により勝点を『74』に伸ばし、首位に立った。リーグ最少失点というデータが示すように、守備をベースとした手堅い試合運びがチームに浸透している。ディフェンスリーダーのガブリエウやンドカ ボニフェイスは組織だけでなく個人でも強さを発揮できる存在で、中盤のフィルター役であるユーリ ララも堅い守備を支える1人。彼らが後方を守ることで、攻撃に出るときは1トップ2シャドーと両ウイングバックによる“5トップ状態”を作ることができる。また、右の山根 永遠、左の福森 晃斗や中野 嘉大のクロスやラストパスからチャンスを作り出し、それをゴールに叩き込む攻撃陣にも迫力がある。現在20試合負けなしと安定した戦いを続ける中、勝てば昇格が決まる状態でアウェイに乗り込む。
ホームの仙台はここまで15勝10分9敗の勝点55で6位。前節は秋田に手痛い敗戦を喫して順位を1つ下げた。勝点では4、5位のチームと並んでいるが、得失点差では不利な立場にあるため、勝点を積み重ねてはい上がりたいところだ。秋田戦では15本ものシュートを放ちながらゴールを奪えなかったため、中断期間は攻撃面の修正を図ってきた。横浜FCとの前回対戦である第7節では先制を許しながら中山 仁斗と相良 竜之介のゴールで逆転勝ち。前回対戦時よりも調子を上げている横浜FCに対し、今回も複数得点をもぎ取れるか。前線からの激しいプレスをベースとした守備は計算が立つだけに、中島 元彦のミドルシュート、郷家 友太のフリーランニングからのフィニッシュ、梅木 翼の高さなどの武器を活用してゴールを奪い、勝利を引き寄せたい。
[ 文:板垣 晴朗 ]


