長崎は新ホームスタジアム・PEACE STADIUM Connected by SoftBankの初戦となった前節で大分と対戦し、4-1と快勝。前からのプレスで相手のミスを誘発して24分に先制し、33分には勢いに乗ってCKから追加点。後半の入りにはまたもプレスが機能して3点目を奪った。89分には1点返されるも、終了間際に4点目。19,011人が詰めかけた記念すべき一戦に大勝で花を添えた。
残り4試合で2位・清水との勝点差は『10』と自動昇格圏入りは難しい状況だが、勝利だけを目指して秋田に乗り込む。
一方の秋田は前節、仙台とのアウェイ戦を1-0で競り勝ち、2連勝を達成。立ち上がりから勢いよく相手陣地に入り込み、畑 潤基のシュートのこぼれ球を梶谷 政仁が押し込んで7分に先制。終了間際にPKを与えるも、守護神・山田 元気の渾身のスーパーセーブで勝ちをもぎ取った。
仙台から初勝利を挙げるとともに、目標のJ1昇格プレーオフ進出を現実的に狙える9位に浮上。とはいえ残り4試合に全勝したとしても、上位が勝点を落とさなければ6位以内には食い込めない厳しい状況は変わらない。それでも、「可能性がある限り、そこに向かって全力で進む。チーム全員でやり切りたい。あと4試合勝ちたい」と藤山 智史は意気込む。「このプレッシャーを感じながらできるのは本当に幸せ。自分たちでつかみ取ってきた結果がつながっている。誇りに思って良い」と山田は胸を張って長崎戦に臨む。
両者の対戦成績は、秋田の1勝4分2敗。ボールを保持する長崎に対して奪いにかかる秋田という構図が予想される中で、この一戦に懸ける思いの強さをより表現するのはどちらか。見逃せない一戦になる。
[ 文:竹内 松裕 ]

