藤枝は前節で徳島に敗れて、プレーオフ進出の可能性が消滅。だが、徳島戦では自分たちのサッカーができている時間帯も多く、そこに対する自信や信念を失うことはない。上位の千葉に対して戦い方を変えるつもりはなく、「われわれが積み上げてきたものをどれだけ見せられるか。2024年の集大成のようなゲームをしなければいけないし、ここからの3試合では人間力という部分もすごく問われてくる」と、須藤 大輔監督は選手たちに強い覚悟を求めている。
対する千葉は前節、甲府と対戦した。難しい展開の中で68分に先制点を奪われたが、その後逆転して2-1で勝利。小林 慶行監督が「こういった苦しいゲームで最後の最後には一番大事なものをつかんでいるということは、チームとして大きく成長している部分」と語ったとおり、勝負強さが出てきて自信が深まっている。
昨季まで藤枝に所属していた横山 暁之は明治安田J2第32節・山口戦以降2得点を挙げており、前節に挙げたゴールはゴラッソだった。古巣対戦に向けて気持ちも調子も上がっているようだ。
試合展開としては、プレスの掛け合いでどちらが優位に立ち、ボールを保持できるかがまず注目点となるだろう。ただ、藤枝はボールを握っている中でミスが出て、カウンターから失点という課題がある。逆に千葉はそうした一瞬のスキを見逃さない嗅覚を高めている。もちろんその逆もあり、そうした勝負の分かれ目をどちらが自分たちに引き寄せられるのか。その意味でも、藤枝は今季最後のホームゲームで成長を証明することを目指す。
[ 文:前島 芳雄 ]


