優勝争いやJ1昇格プレーオフ出場争い、残留争いが佳境に入っているが、山口と甲府にとってはどれも可能性がついえている。その中でも、1つでも上の順位を目指して戦い、ファン・サポーターへ勝利をささげたい。
山口は、上位チームとの直接対決にことごとく敗れて6連敗を喫していたが、前節・熊本戦を1-1で引き分けて連敗を止めた。だが、勝利を逃したことでクラブ初のプレーオフ進出の可能性がなくなった。ここからは今季の目標に掲げた『勝点55、失点45』を目指して戦うことになるが、残り3試合で勝点7以上を積み上げるためには1つも負けることはできない。熊本戦で見せた前から圧力を掛け続けるアグレッシブな戦いを継続し、勝利をつかめるか。
一方の甲府は前節、上位の千葉と対戦して1-2で敗れたが、他会場の結果によって残留が確定した。注目すべきは前線のアダイウトンで、上位の岡山と相対した前々節で2ゴール、千葉戦でも1ゴールを決めており、上位勢に対しても個の力を示した格好だ。甲府としては前から圧力を掛けてくる山口に対してカウンターを仕掛け、個の能力を生かしてゴールを奪いたい。
前回対戦でゴールを決めた山口の山本 駿亮は「前回は運よく点を取れたが、アダイウトンのケアに追われて、ゴール以外には攻撃のところで良さを出せなかった。甲府には一発で仕留められる選手が前線にいる。ボールを失わずにやり切ることが大事になってくると思う。試合に出られるチャンスがあればまたゴールを取りたい」と話している。
[ 文:田辺 久豊 ]


