昨季の対戦を振り返ると、明治安田J2第16節は2-0で秋田が“奥羽本戦”7戦目にして初勝利を挙げ、初の“奥羽本戦王者”に王手をかけたが、第22節は山形が3-0。シーズン終盤の9連勝を予感させる内容で勝利した。ともにアウェイで勝利を挙げて1勝1敗となり、スコアで上回った山形が4年連続の“奥羽本戦王者”に。この結果、山形は今季の第20節、ソユースタジアムでの試合において1stユニフォームを着用する権利を得ている。
その山形は開幕から3連敗中。相手のプレッシャーに苦しめられた最初の2試合に対し、前節・千葉戦では攻守において前への矢印を強め、本来持つポテンシャルを発揮したが、守備では脆さが露呈して3失点を喫している。今節は、昨季のJ1昇格プレーオフ準決勝・岡山戦で退場処分を受け、前節まで出場停止となっていた川井 歩が出場する可能性もある。圧倒的な“ホーム感”を演出してきたNDソフトスタジアム山形で、勝利につながる躍動を見せられるか。
高知・春野でキャンプを継続してきた秋田は、開幕2連勝と順調に滑り出し、前節・藤枝戦でも小松 蓮の3試合連続ゴールで27分に先制した。しかし、前半終了間際に守備ブロックのスキを突かれてゴールを割られると、試合終了間際にはCKの流れから逆転を許し、敗戦を喫した。この試合ではGKルカ ラドティッチがJリーグ初出場。また、ボランチの長井 一真が負傷し、代わって諸岡 裕人が入った。なお、今節で梶谷 政仁が得点を挙げればバースデーゴールになる。
ホーム開幕戦で勝利が義務づけられた山形と、次節のホーム開幕戦を最高の状態で迎えたい秋田。果たして、どちらの“勝ちたい思い”が上回るか。
[ 文:佐藤 円 ]
