山形は前節、ホームで岡山を2-0で下し、4試合ぶりの勝点3を手にした。開始1分の電光石火の攻撃でチアゴ アウベスが先制点をゲット。そこから一進一退の攻防の末、85分にCKから野田 裕喜が頭で合わせて試合を決めた。
山形はこれで勝点を『51』に伸ばしたが、勝点3差でJ1昇格プレーオフ圏内の6位につける千葉に食らいつくためにも、取りこぼしが許されない状況は変わらない。秋田には過去4勝1分と大きく勝ち越している戦績も後押しして、勢いを持って隣県に乗り込む。
一方の秋田は前節、長崎とのホーム戦をスコアレスドローで終えた。前半から後半の立ち上がりまでは相手に押し込まれたが、コンパクトな陣形を維持してボールホルダーに食らいつくスライドを繰り返し、決定的なシュートを打たれてもGK圍 謙太朗がはじき返して無失点でしのぐ。すると、60分前後から前への推進力を発揮して複数の決定機を作り始める。しかし1点が遠く、スコアを動かせなかった。
秋田はこれで8戦未勝利と、長いトンネルを抜け出せずにいる。内容面では悪くない試合運びができている中で、勝利に手が届かない状況はもどかしさが募る。ただ、前節はチーム全体が連動する守備で7試合ぶりの無失点を達成し、後半はあとわずかで先制という流れを作った。藤山 智史は「勝利まであと少し。めちゃくちゃ遠くはない。最後の質のところが合えば絶対に点は取れる。練習からどれだけ突き詰めてやれるかだと思う。徹底してやっていきたい」と前を向く。
秋田は山形戦の4敗のうち、全試合で先制を許しているだけに、前節の守備を継続、発展させて無失点で試合を進められるかがカギになりそうだ。揺さぶられても粘り強く耐えてゴールを守り、前進してきた相手の背後を狙ってカウンターを繰り出したい。その上で相手陣地でのセットプレーの回数も増やせれば、それだけゴールの可能性は高まるはずだ。
[ 文:竹内 松裕 ]

